ワークシートの行全体を選択する方法です。
RowsプロパティとRangeプロパティを使って、行全体を選択する方法を説明します。
Rowsプロパティを使う
一つの行を選択
・Rowsプロパティで2行目を選択する方法
Rows(2).Select
または、次のようにしても同じになります。
Rows("2:2").Select
もし、4行目を選択したいなら Rows(4)やRows("4:4") とします。
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2620() Rows(2).Select '2行目を選択 End Sub
●マクロの実行結果
複数行の選択
・2行目と3行目を選択します。
Rows("2:3").Select
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2630() Rows("2:3").Select '2行目と3行目を選択 End Sub
●マクロの実行結果
・2行目から6行目までを選択する方法
2行、3行、4行、5行、6行を選択することができます。
Rows("2:6").Select
●マクロの実行結果
Rangeプロパティを使う
一つの行を選択
・Rangeプロパティで2行目を選択する方法
Range("2:2").Select
・EntireRowで指定する方法
この場合、2行目を選択するには、A2,B2,C2などのようにセルを指定します。
Range("B2").EntireRow.Select
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2640() Range("2:2").Select '2行目を選択 'Range("B2").EntireRow.Select '2行目を選択 End Sub
●マクロの実行結果
複数行の選択
・2行目と3行目を選択する方法
Range("2:3").Select
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2645() Range("2:3").Select End Sub
●マクロの実行結果
飛び飛びの行を選択する方法
・2行目から4行目、6行目、8行目から10行目を選択する方法
引数をカンマで区切ります。
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2650() Range("2:4,6:6,8:10").Select End Sub
●マクロの実行結果
アクティブセルのある行を選択する
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2660() ActiveCell.EntireRow.Select End Sub
アクティブセルの位置が”C4”にあるとき、上のマクロを実行すると4行目が選択されます。
●マクロの実行結果
アクティブセルの位置が”C4”にあるので、4行目が選択されます。
以上で「行を選択するマクロ」の説明を終わります。