行を挿入する位置を指定して、ワークシートに行を挿入します。
Contents
行を挿入する
セルを指定して挿入
A2、B2、C2\(\cdots\)などのように2行目のセルを指定すれば、2行目に行を挿入することができます。
Range("A2").EntireRow.Insert
’2行目に挿入
Range("B4").EntireRow.Insert
’4行目に挿入
’2行目に挿入
Range("B4").EntireRow.Insert
’4行目に挿入
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2720() Range("A2").EntireRow.Insert 'Range("B4").EntireRow.Insert End Sub
Rowsプロパティで挿入
Rowsプロパティは、Rowsの引数にRows(1)やRows(2)のようにすることで行を挿入できます。
Rows(1).Insert
’1行目に挿入
Rows(2).Insert
’2行目に挿入
’1行目に挿入
Rows(2).Insert
’2行目に挿入
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2725() Rows(1).Insert 'Rows(2).Insert End Sub
行の範囲を指定して挿入する
行の範囲を指定して、行を挿入することができます。
Range("2:3").Insert
’2行目から3行目に挿入
Range("4:4").Insert
’4行目に挿入
’2行目から3行目に挿入
Range("4:4").Insert
’4行目に挿入
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2730() Range("2:3").Insert 'Range("4:4").Insert End Sub
マクロ例
このサンプルでは結果を確認するために、挿入した行を赤で塗りつぶしています。
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2735() Range("A2").Select Selection.EntireRow.Insert Selection.EntireRow.Interior.ColorIndex = 3 End Sub
コード説明
Range("A2").Select
’セルA2を選択
Selection.EntireRow.Insert
’選択したセルA2に、行を挿入
Selection.EntireRow.Interior.ColorIndex = 3
’挿入した行のセルを「赤」で塗りつぶす
●マクロの実行前の画像
●マクロの実行結果
マクロを実行すると、A1とA2の間に行が挿入されています。
指定したシートの行に挿入する
シートを指定して行を挿入する
シート2(Sheet2)を指定するには、Worksheets("Sheet2") または Worksheets(2) とします。
サンプルコードは、Sheet2の3行目に挿入します。
サンプルコード
コード内、Wクリックでコピーできます。
Sub サンプル2737() Worksheets("Sheet2").Range("A3").EntireRow.Insert 'Worksheets("Sheet2").Rows(3).Insert '上と同じになります。 End Sub
●マクロの実行結果
Sheet2を開いてみると、3行目に行が挿入されています。
以上で「行を挿入するマクロ」の説明を終わります。