ここでは、エクセルのマクロとVBA、VBEの違いについて、簡単に説明します。
とても混同し易くわかりづらい用語ですので、マクロとVBA、VBEの違いをはっきり理解しておくことが必要です。
マクロとVBA、VBEの違い
マクロとは、エクセルでの操作を「記録して実行」することで、一連の作業を完了することができる機能のことです。プログラムと考えても良いかもしれません。
VBAは、VB(Visual Basicの略称)というプログラム言語をMicrisoftのOffice用に作ったものが、VBA(Visual Basic for Applicationsの略称)というプログラム言語です。
VBEは、Visual Basic Editorの略称で、VBAのプログラム言語でマクロを作成するための専用の「編集エディタ」のことをいいます。
マクロを作る流れを図にすると、次のようになります。
簡単なマクロの例
簡単な例を使って、マクロとVBA、VBEの違いを見てみましょう。
B2セルに、「こんにちは」と入力する操作をマクロで作ってみます。
1.VBAのコードは、次のように記述します。
Sub test1() Sheets("Sheet1").Range("B2") = "はじめてのマクロ" End Sub
2.VBEにコードを記述した画面です。
コードを書くところは、VBEの標準モジュール(module1)になります。
3.マクロの実行をした画面です。
VBA(プログラム言語)を使って
VBE(Visual Basic Editor)にコードを記述します。
そうして、作ったプログラムがマクロという機能になります。
以上で「エクセルのマクロって何のこと?(VBA、VBEとは)」の説明を終わります。