VBAのコードを書くには文法(決まった書き方)があります。
文法に従った書き方をしないと、マクロが動かないし「エラー」になります。
エクセルの操作の対象物を「オブジェクト」といいます。
ここでは、「Rangeオブジェクト」を使って、3つの基本的な文法を説明します。
目次
何かの「値」を取得する場合
Range(“A1”).Value の意味は、セルA1に入っているデータを取得するということです。
図のように、セルA1に数値の2000が入っているなら
Range(“A1”).Value は2000という数値を取得しているということになります。
Valueは、ここではセルの内容を示す「プロパティ」です。
■ 1.オブジェクト.属性名(プロパティ)
• Range(“A1”).Value
’セルA1の内容を知る。
• Range(“A1”).Value
’セルA1の内容を知る。
何かの「値」を設定する場合
文法としては、オブジェクト.プロパティ=値 と書きます。
Range(“A1”).Value = 100 ’A1セルの内容を100にします。
値が「文字」の場合は、次のように「ダブルクオーテーション」で囲みます。
Range(“A1”).Value = ”おはよう”
Valueプロパティは「値」を設定する場合、次のように省略することができます。
=(イコール)の意味
左辺=右辺
右辺の値などを、左辺に代入するということです。
左辺=右辺
右辺の値などを、左辺に代入するということです。
■ 2.オブジェクト.属性名(プロパティ)=値
• Range(“A1”).Value=123
’セルA1の内容を「123」にする。
• Range(“A1”).Value=123
’セルA1の内容を「123」にする。
何かに「動作」を指示する場合
文法としては、オブジェクト.メソッド と書きます。
Worksheets(“Sheet1”).Range(“A1”).Select ’シート1のA1セルを選択します。
Selectは、選択するメソッドです。
■ 3.オブジェクト.動作(メソッド)
• Range(“A1”).Select
’セルA1を、選択する。
• Range(“A1”).Select
’セルA1を、選択する。
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以上で「VBAの基本的な文法」の説明を終わります。
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