オブジェクトを操作するプロパティとメソッド

オブジェクトとは、エクセルで操作を指示するときに操作の「対象になる物」のことをいいます。

ワークシートやセル、などエクセルで操作の対象になるもの全てです。

VBAでは、オブジェクトを操作できるようにオブジェクトを取得します。

オブジェクトを操作するために、オブジェクトの特徴や性質を表す「プロパティ」を使います。

また、オブジェクトの動作を指示するには「メソッド」を使います。

プロパティ

プロパティは、オブジェクトの特徴や性質を示すもので、とても多くのプロパティがあります。

プロパティはオブジェクトによって、使えるプロパティが違います。

たとえば、セルの内容を示すものは「Value」プロパティを、シートの名前を示すものは「Name」プロパティを使います。

プロパティの値を取得する

•プロパティの値を取得するには、オブジェクト名とプロパティ名を「ピリオド」で区切って書きます。

オブジェクト.プロパティ
 ’ピリオドで区切って書く
Range(“A1”).Value
 ’A1セルの内容を取得する

プロパティの値を設定する

•プロパティの値を設定するには、オブジェクト名とプロパティ名を「ピリオド」で区切って書き、「=」のあとに設定値を書きます。
「=」は「右辺の内容を左辺に代入する」という意味になります。

オブジェクト.プロパティ=値
 ’「=」のあとに「値」を書く
Range(“A1”).Value=12345
 ’A1セルの内容に「12345」を設定します。

メソッド

メソッドは、たとえば、A1セル(オブジェクト)を「選択しなさい」やSheet1シート(オブジェクト)を「アクティブにしなさい」などのように動作を指示(命令)します。

■ オブジェクトの動作を指示する
•オブジェクトの動作を指示するには、オブジェクト名とメソッド名を「ピリオド」で区切って書きます。

オブジェクト.メソッド
 ’ピリオドで区切って書く
Range(“A1”).Select
 ’A1セルを選択する

■ メソッドの内容を引数で指示する
•メソッド名のあとに半角スペースを入れて、引数を書きます。
引数は省略できるものがあります。その場合は既定値が設定されます。

オブジェクト.メソッド_引数(説明のため、半角スペースの代わりにアンダーバーを使用)
 ’メソッドのあとに「半角スペース」を入れて「引数」を書く
Range(“A1″).AddComment ”今日は休日です”
 ’A1セルにコメントを追加します。

■ 複数の引数で動作を指示する
•メソッドの中には、複数の引数を指定できるものもあります。
メソッドのあとに、半角スペースを入力し、それぞれの引数を「,カンマ」で区切って入力します。

オブジェクト.メソッド 引数1,引数2,引数3・・・
 ’メソッドのあとに「半角スペース」を入れて「引数」を書く

■ 引数の省略

Before、Afterを省略
 ’アクティブシートの前に追加されます。
Countを省略
 ’1枚とみなされます。
Typeを省略
 ’ワークシートが追加されます。
オブジェクト.メソッド 引数1,引数2,引数3,引数4

引数1だけを指定
オブジェクト.メソッド 引数1
Worksheets.Add Worksheets(”東京支店”)
 ’「東京支店」シートの前にシートを1枚追加します。
引数2と引数3を指定
オブジェクト.メソッド ,引数2,引数3
Worksheets.Add ,Worksheets(”東京支店”),2
 ’東京支店」シートの後にシートを2枚追加します。
 ’引数1の分の「,カンマ」が必要です。
オブジェクトの階層構造と書式例については次の記事が参考になります。
■関連記事■ オブジェクトの階層構造と書式例

以上で「オブジェクトを操作するプロパティとメソッド」の説明を終わります。