セルを Rangeプロパティ や Cellsプロパティ で指定するとき Valueプロパティ を省略することができます。
Valueプロパティを省略できるとき
Rangeオブジェクトでは、プロパティを省略することができます。
Rangeオブジェクトでプロパティを省略すると、Valueプロパティが指定されたものとみなされます。
■ Valueを付けた書き方
Range("C2").Value="マクロ"
Cells(3,3).Value=20
Range("C2").Value="マクロ"
Cells(3,3).Value=20
■ Valueを省略した書き方
Range("C2")="マクロ"
Cells(3,3)=20
Valueプロパティを省略できないとき
■ コード内を「Wクリック」で選択できます。
Sub サンプル3311() Sheets(1).Range("A11:B15").Value = Sheets(1).Range("A1:B5").Value Sheets(1).Range("A11:B15") = Sheets(1).Range("A1:B5").Value End Sub
■ 省略できないときの例
Sheets(1).Range("A11:B15").Value = Sheets(1).Range("A1:B5").Value
’ 右辺のセルA1からセルB5の値が、左辺のセルA11からセルB15へ代入されます。
Sheets(1).Range("A11:B15").Value = Sheets(1).Range("A1:B5").Value
’ 右辺のセルA1からセルB5の値が、左辺のセルA11からセルB15へ代入されます。
Sheets(1).Range("A11:B15") = Sheets(1).Range("A1:B5").Value
’ 左辺にあるValueは、省略することができます。
’ 右辺のValueは省略できません。
右辺のValueプロパティは、セルA1からセルB5の値を取得するという意味なので、これを省略するとセルの値を取得できないことになります。
●マクロの実行結果
どちらのコードも同じ結果になります。
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以上で「Valueプロパティの省略」の説明を終わります。