ここでは、マクロの記録で簡単なマクロを作って見たいと思います。
ここで作成するマクロは、次の図のようなエクセルの「A列」に1月から12月までの月名を、自動で入力するマクロです。
マクロの記録でマクロを作る
マクロの記録でまでの操作手順
1.Excelのファイルを開きます。
2.「開発タブ」>「マクロの記録」をクリックします。
3.「マクロの記録」のダイアログが開きます。
4.名前を「月名」とします。
5.「OK」をクリックします。
6.マクロの記録が「開始」されます。
2.「開発タブ」>「マクロの記録」をクリックします。
3.「マクロの記録」のダイアログが開きます。
4.名前を「月名」とします。
5.「OK」をクリックします。
6.マクロの記録が「開始」されます。
エクセルの操作手順
1.セルA1を選択します。
2.セルA1に「1月」を入力します。
3.セルA2に「2月」を入力します。
4.セルA1とA2を選択します。
5.選択したままで、セルA12まで「オートフィル」します。
6.セルA1を選択します。
7.マクロの記録を終了します。
2.セルA1に「1月」を入力します。
3.セルA2に「2月」を入力します。
4.セルA1とA2を選択します。
5.選択したままで、セルA12まで「オートフィル」します。
6.セルA1を選択します。
7.マクロの記録を終了します。
以上でマクロの記録による、「月名入力のマクロ」は完成です。
「開発タブ」>「Visual Basic」を開いてコードを確認します。
Sub 月名() ' ' 月名 Macro ' ' Range("A1").Select ActiveCell.FormulaR1C1 = "1月" ActiveCell.Characters(2, 1).PhoneticCharacters = "ガツ" Range("A2").Select ActiveCell.FormulaR1C1 = "2月" ActiveCell.Characters(2, 1).PhoneticCharacters = "ガツ" Range("A1:A2").Select Selection.AutoFill Destination:=Range("A1:A12"), Type:=xlFillDefault Range("A1:A12").Select Range("A1").Select End Sub
コードの説明
1.Range("A1") = "1月"
Range("A1")のセルに、「1月」を代入するという意味です。
Range("A1")のセルに、「1月」を代入するという意味です。
2.Range("A1:A2").Select
Range("A1:A2") A1とA2のセルを選択する。
3.Selection.AutoFill Destination:=Range("A1:A12")
選択したA1とA2のセルをオートフィルします。
4.Destination:=Range("A1:A12")は、オートフィルしたものをA1からA12のセルに出力します。
横方向(列)に月名を入れるマクロ
今回のマクロは、縦方向(行)に月名を入力しましたが、横方向(列)に月名を入力するマクロは、簡単に想像できると思います。
1.セルA1とB1に1月、2月を入れる。
2.セルA1とB1を選択する。
3.セルA1からL1までオートフィルすれば良いことになります。
2.セルA1とB1を選択する。
3.セルA1からL1までオートフィルすれば良いことになります。
マクロの記述は次のようになります。
Sub 月名入力列方向() Range("A1") = "1月" Range("B1") = "2月" Range("A1:B1").Select Selection.AutoFill Destination:=Range("A1:L1") End Sub
このマクロを実行すると、次のように横方向に「月名」が入力されます。
以上で「月名を自動で入れるマクロを作る」の説明を終わります。