やさしいマクロとVBA

For Next ステートメント

For Next ステートメントは、指定した回数だけループを繰します。

目次
  1. For Next To　ステートメント
  2. For Next To Step
  3. For Next To Step -1

For Next To　ステートメント

　　■　コード内を「Wクリック」で選択できます。

Sub サンプル1000()
   
    Dim i As Integer, j As Integer '変数iとjの宣言
   
    Worksheets("Sheet1").Activate
   
    For i = 1 To 10 'iを1から10まで繰り返す   
    j = i + j       
    Cells(1, 1) = j 'セルA1にjの値を入れる          
    Next i
   
End Sub
For i = 1 To 10　
’ i が 1 から 10 になるまで繰り返す。

j = i + j　
’ i に j を足したものを j に代入する。

Cells(1, 1) = j 　
’ j の数値がセルA1 に入ります。

●マクロの実行結果
Cells(1,1) に j の値が入ります。
j の数値は、1 から 10 までを加算した結果です。

For Next To Step

　　■　コード内を「Wクリック」で選択できます。

Sub サンプル1005()
   
    Dim i As Integer '変数iの宣言
   
    Worksheets("Sheet1").Activate
   
    For i = 1 To 20 Step 4 'iを1から20まで4ずつ繰り返す
      
    Cells(i, 1) = i 'A列のセルにiの値を入れる
          
    Next i
   
End Sub
For i = 1 To 20 Step 4　
’ i を 1 から 20 まで 4 間隔で繰り返します。

●マクロの実行結果

For Next To Step -1

このマクロはFor Next ステートメントにより、減算しながらループを決められた回数だけ繰り返します。
減算する数値は任意で構いません。

　　■　コード内を「Wクリック」で選択できます。

Sub サンプル1010()
  
    Dim i As Integer '変数 i の宣言
  
    Worksheets("Sheet1").Activate
  
    For i = 20 To 1 Step -1 'i を 20 から 1 まで -1 ずつ繰り返す
     
    Cells(i, 1) = i 'A列のセルに i の値を入れる
         
    Next i
  
End Sub

●マクロの実行結果

ワークシートとセルをオブジェクトとして指定する方法については次の記事が参考になります。
■関連記事■　ワークシートとセルをオブジェクトとして指定する方法

以上で「For Next ステートメント」の説明を終わります。